1960年代は合成素材のプラスチック製品・人工樹脂製品が多様化された時代…そのような製品が来るべき未来を象徴するかのように、私達の周りに大量生産として作られて入ってきた。
60年代の後半…コミックから映画化されたジェーンフォンダ主演=SFエロティック映画『バーバレラ』を観た時にそのセクシーな宇宙服の『ボンデージ的コスチューム/プラステックのビスチェ』や60年代的なSFエロス衣装・拘束具が性的フェティシズムをくすぐる第二ステップへと進化したのかもしれない!
☆未来を表現しようとしていたコスチューム=人口素材には、『均質性と不変性』という特徴があり、滑らかで変化しない永遠性。均質で不変な素材であり、『時間の腐食も肉体の老化も阻止』できるボディースーツとして表現していた。エナメル、PVC、ラバー、金属、プラスチック素材は、1960年代のSFモードコスチュームにはなくてははならない未来を象徴する素材であった。
■1960年代~1970年代は影を潜め薄らぎ始めるボンデージ&ボンデージファッション
1960年代~1970年代欧米諸国では性解放の時代でもあったが、ファッションモードとは別の次元でSMプレイとして『BONDAGE/拘束』を捉えると…拘束・監禁などの性犯罪多数多発しいて、社会的圧力は強く暴力的な性表現としてのボンデージも影を薄らいでいく。
■1970年代後期~1980年代…BONDAGEが再浮上。
ボンデージ愛好家の雑誌『ボンデージ・ライフ』等の雑誌で、女性同士のボンデージプレイや女性主導形式のボンデージを楽しむ愛好家なども広まった事も重なったり、ファッションモードとしてもジャンポール・ゴルチエやエルメス、キム・ウエスト等がボンデージを発表していく。音楽界でもパンクファッションなどから一般社会へと最浮上していくことになった。
1980年代は、一部の社会現象の中で女性の鍛え上げられた肉体の『肉体美術と精神の追求』として、衣装や化粧によって変化すのではなく、時代や環境に左右されないために生き抜く肉体が必要とした『肉体主義』‥リサ・ライオン等がとりあげられ、ヘルムト・ニュートンなどによって撮られ、ヴォーグ雑誌等で話題をよんだり、多くの画家達のモデルにもなった。次々に各雑誌やTV等でもマッスル・ウーマンをとりあげ、鍛え上げられた女性の肉体美とそのフォルムや動きなどにセックスアピールを感じ始めていた。音楽界ではマドンナの肉体改造等も話題になった。